SUNDAYS & CYBELE シベールの日曜日

(Deutsch folgt unten) サイケデリック・ロックバンド「シベールの日曜日」は2004年に坪内和夫氏(Vocal, Guitar)によって結成された。サイケデリック・ロックとは、1960年代にイギリスやアメリカで発生したロック音楽の一派のことだ。フランス映画(’62) 「Sundays and Cybele (フランス語名:Cybele ou les Dimanches de Ville d’Avray)」から取ったというバンド名にまず目が行き、その映画を鑑賞してみることにした。心に傷を負う記憶をなくした青年と、親に見捨てられた少女の純愛物語である。2人は、他人に関係を隠しつつ逢瀬を続けるが、クリスマスのその日、青年は変質者として警察に射殺されてしまい、少女は湖岸で泣き続けて幕を閉じる。 そんな、美しいが衝撃的な内容の映画のタイトルをバンドの名に掲げる彼らの音楽は、昔懐かしいようで、聴く者の心にじわりと響き、その世界へ引き込んでいく。しかし、命名の理由を聞いてみると、衝撃の答えが坪内氏から返ってきた。「命名が面倒だったからなんですが、それでも選んだ映画があまりにも個性的でしたかね。」これはただ者ではない、ということになる。 シベールの日曜日は、なんと20人以上ものメンバーの入れ替わりを経験しているが、その音楽は一貫して中心人物である坪内氏の美学によって導かれてきた。バンド結成当坪内氏は、かの神格化された日本人バンド「裸のラリーズ」に強く感化されている。坪内氏の第一印象は、長髪で細身、中性的で物静かな男性という感じで、あまり外国へ行ったことがないのに英語もするすると出てくる、まさにミステリアスの塊といった感じの男性だ。その日までにほぼ毎日のペースで計26回ものliveを行ってきているせいもあり少し疲れも見えたが、話し始めると独特な語り口で意外に気さくに語ってくれた。それでは、ここでシベールの日曜日らしい楽曲を一つ聴いて頂きたい。 そして、あるファンが衝撃を受けた1曲というのがこちら。 彼らの楽曲はLPレコード(!)でリリースされるとの事だが、それ以外にのストリーミングで手に入るのでチェックしてみて欲しい。一度聴くと懐かしいようだが、どこか新しいような音楽で、特に違うものを探していた人にはぴったりだ。 https://sundaysandcybele.bandcamp.com/ (ストリーミング) 以下に、坪内和夫氏の音楽、感性が良く分かる読み応えたっぷりのインタビューが続く。 FB : https://www.facebook.com/sundaysandcybele/ „SUNDAYS … SUNDAYS & CYBELE シベールの日曜日 weiterlesen